『ひっ … くっ …っあ ぁぁ…』
『あっ… ぁぁ…』
柔らかな髪の感触のせいなのか、先ほどの指の悪戯とは違う波が私の躯を襲いはじめました。
足や脇に触れられたときのような暴れだしたくなるような擽ったさではなく、もどかしいような感触に、私はじっとしていることも出来ず、ただ声を殺して躯をくねらせていました。
『そんなに躯をくねらせて…淫らですね…』
『んっ… やぁ… っああ…』
『悪い人だ…そんなにお尻を振って私を誘って…』
『ほら…もっとお尻を上げて…』
『やっ …っ …あんっ …痛ぁぁい…』
恥ずかしい言葉をかけられ自分の淫らさを揶揄されているというのに私は躯の動きを止めることが出来ないのです。
ピシャピシャ…
そんな私を罰するかのように、またお尻に振り下ろされる手は、先ほどの骨にまで響く強さではなく、甘い痛みに私に切ない声を上げさせるのです。 熾火であぶられるかのようなもどかしい思いに気が狂いそうな私は与えられた甘い痛みに、もっと と叫びださ無いように唇を噛み締めているだけで精一杯でした。 そんな私をあざ笑うかのように、今度はTバックの紐を持ち上げ、つんつんと引っ張るのです。 熱を帯びた躯はそんな刺激にすら声を上げてしまい、また八千草様を喜ばせてしまうのです。
『ほら…もっと声を上げて…』
『んっ んくっ… 』
『欲張りな人ですね。 こっちも可愛がって欲しいんですか…ほら…ほら…』
『ちっ違います… やんっ っああ… そんな…』
『違うの? …こんなに歓んでいるのに? ほら… ここも…』
必死に声を殺し続ける私の努力など女性に慣れた八千草様の前では何の意味も無く、新たな責めを与える口実でしかないのです。 引き上げられる下着に私の躯がどれほど潤んでいるのか思い知らされてしまったのです。 濡れた布に淫らに立ち上がった肉芽に触れ擦られて、それを後ろから見られて、淫らな声を上げる私にこれ以上の辱めは無いと思われたのに…