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秘め始め
2008-01-13 Sun 23:25

「おじさま…お出かけ…?」
年末進行の締め切り、お正月の雑事、ずっと家にいた叔父がうきうきと外出の支度をしている。
もしかして…?…また…?
痛む心を押し殺して聞いた美羽に返ってきたのは

「うん…カワイイお姉ちゃんと遊んでくる」


やっぱり…いつもどおり答える叔父のあまりに明るい顔に、「他の女の人に触れるくらいなら、私を抱いてください」


「…」


あっ…躊躇う間も無く発せられた言葉に、冬の晴れ間に照らされた玄関は一瞬凍りついたようかに見えた。 でもそれは美羽にだけだったようで返された言葉は


「んっ…おカンチョウさせてくれるならね」


いたってのんきな叔父の言葉だった。 
そのあまりの明るさに一瞬、目を見開いたものの、ここではぐらかせてはいけない…
ずっと想っていた私を知ってもらわなければ…

「何でも…おじさまが望むなら…」
言いながらも頬が熱くなる。 

「ちっ!」
いつもなら頬を朱に染めて逃げ出す姪の、思いがけない言葉に小さく舌打ちをして
「カンチョウだけじゃなく、鞭でぶたれたりするんだよ…」


「… は  い…」




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