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闇色 3
2007-05-06 Sun 22:14

「はなして…ください…」
「放してもいいんですよ。 でも、借金はどうします?このまま私のものになれば、借金の心配はなくなるんですよ。」
「そんな… あっ… んっ んんぐぅ …っ…」

腕の中で身を強張らせやっとのことで震える声を出した私の耳に唇を当て、思いがけない言葉を呟いた八千草さんに、思わず振り向いた私の唇を捕らえ深く抱きしめたのです。 いやいやと首を振る私の押さえ、角度を変え深くむさぼるような口付けに私の温度は上がりやっと身をもぎ放したときには、大きく息を乱しておりました。 まだ手を握られているものの、振り払われない訳ではないのですが帰る訳には行きません。 信じられないように見上げる私の耳元に唇を落とし、舌を這わせながら、優しく囁くのです。

「ずっと、こうしたかったんです。 でも…無理強いはしませんよ。 すべては貴女しだいですがね。」
「ずっとって… そんな  私… 夫が居るのに…」
「その旦那様の為にもなるんですよ…旦那さんも借金の心配が無くなれば帰って来るでしょうし… 貴女もずいぶん辛い思いをしたのでしょう? 全て 私に任せてしまえばいいんですよ…」
「あっ… あの人の為…」
「そう…貴女が私のものになれば…すべて丸く治まるんですよ…」
「すべて… ぁあ …」

私は疲れていたのでしょう…毎日金策に走る夫を見守る事にも、そしてすべてを投げ出してしまったかの様な夫の杳として知れない行方を捜す事にも、そうでなければあんな破廉恥な申し出に心を動かされることもなかったはずがないのです。 久しぶりに触れる人の温もりに包まれて、優しい言葉にかけられて強張っていた私の躯が少しずつ力が抜けるのが分かったのでしょう、今度は静かに口付けられ、それはだんだんと淫らさを増していったのです。 歯茎を、柔らかな口中を舌が這い回り、甘く舌先を吸い上げられて私の躯は先ほどとは違う意味で震えておりました。 抗わなければ、押し返してこの場から離れなければという心と、夫の為に私さえ我慢すれば、そんな二つの心に私は揺れていたのです。 このまま、無理やり奪われるのならば夫にも言い訳できる、そんな私のずるい思いを見抜いたかのように、熱く抱きしめていた手をいきなり離し、じっとわたくしを見つめたのです。


「無理強いはしたくないと言ったでしょう。 もし貴女が受け入れてくれる気があるのなら、自分で着物を脱いでください。」
「そんな…自分でなんて…」
「出来なければ、そのままお帰りなさい。」
「っ… ………」


それきり私を放して椅子に腰掛けてしまった八千草さんに、私は言葉を失ってしまいました。
明るい日のさす応接室で夫以外の殿方に肌を見せることさえ躊躇われるのに、自分の手で晒すなんて出来るはずがありません。 けれども、このまま戻っても誰の為にもならないのは分かっております。 何よりいきなり離れた肌の温もりに私の躯は寒さを感じていました。

「どうしますか?」

八千草さんの言葉に、私はうつむき、帯締めに手をかけたのです。

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闇色 2
2007-04-30 Mon 17:37

「ぁっ…なにをなさるの?」
「そんなまずそうな顔で舐めたら社長に失礼だろう。 だからこうやって気分を出してやってるんじゃないか」
「いや 触らないで!」
「なに言ってるんだ。 昨日はあんなに腰を振って歓んでいたくせに。ほら、口が留守だぜ」
「あっ いやぁ  くっぅ…」
「おやおやそんなに腰を突き出して、もっと触って欲しいのかい?」
「違う んっ んぐぅぅ…」
「おしゃぶりの方がいいのかい? ほら、もっと舌を使うんだよ はは 淫乱な奥様だよ まったく」
「んっ げほっげほっ… いやぁぁ…」

散々嬲られ、痛みの残る躯を乱暴につかまれ指を入れられて、跳ね起きようとする私の頭を掴んで、喉奥まで太い玩具を押し込まれてしまいました。 いつの間にか私は四つん這いにされ、玩具をお口を離そうとすれば、男達に腰を強請るかのように突き出した形になり、手から逃れようとすれば喉奥深く玩具を受け入れてしまう、地獄のような責め苦に、早く終わって欲しいとそれ以外何も考えられなくなってしまいました。 そんな霞のかかったような状態の私を待っていたかのように、入り口に一人の男が姿を現しました。


「あっ 社長 ご苦労様です。」
「どうだ、奥さんは?」
「ええ、条件は飲みましたぜ。 おしゃぶりの方はまだまだですがね。 試してみますか?」
「あぁ… 奥さん 夕べは散々楽しんだようだね。 それに今もこんなに濡らして」
「八千草さん…あっ 私を帰してください。 お願いです こんなひどいこともうやめさせて…」
「おやおや、旦那の借金の為に私の言うことを聞くといったのは嘘かい? いいとも帰してやるよ。
その可愛いお口で俺を楽しませてくれたらな。 そうしたら借金だってもう少し考えてあげますよ。」
「ほっ 本当ですね… 私を家に帰して、お金も待ってくださるんですね」
「ああ、 約束するよ。 」

仕立てのいいスーツ姿の男性の登場に、男達は一斉に私の躯から離れ、一列に並び頭を下げました。 当然のように肘掛つきの椅子に腰掛け問いかける男は、私の夫の会社の融資先の八千草社長でした。 
半年前、とあるパーティで知り合ったこの方は紳士的でお話も楽しく何度か交際を重ねていくうちに、意気投合した夫にいい取引があると夫に持ちかけたのです。 最初は渋っていた夫に絶対安全だと保障をし、融資を申し出たのです。 最初のうち取引は順調に進み、これならば安心だと大きな取引をした矢先に突然相手の会社が倒産してしまったのです。 それどころか、今までお付き合いのあった会社まで取引を止めてしまい、いきなり私達は資金繰りに困ってしまったのです。 それでも、そこで諦めてしまえば家屋敷を手放すだけで済んだのですが、そんな私達に八千草社長はさらに融資を申し出て下さいました。 けれども、一度失った取引先が戻ってくるわけではなく、気づけば負債は膨れ上がりとても私達が返せる額ではなくなっていたのです。 夫はせっかくの融資を無駄にしてしまったと、1週間前に八千草社長のお宅にお詫びに行くといったまま戻ってきませんでした。 心配になった私は真っ先にこちらに連絡をしましたが、伺っていないとのお返事に、心当たりをあちらこちら探してみましたが夫の行方はわかりません。 探し付かれた私は、せめて返済を待っていただこうと昨日八千草社長のお宅に伺ったのです。


「やあ 奥さん いらっしゃい」
「今日はお忙しいところお邪魔して申し訳ありません… あの 夫はあの日こちらには伺っていないのでしょうか?」
「ええ、まだ見つからないんですか? 真面目な人ですから心配ですな。 まさか、他に女性が居て、そっちと逃げたなんて事は? はは まさかね。」
「そんな…あの人がそんなことするわけありません。 きっと…今も…どこかで金策に…」
「そうですね。 こんな素敵な奥さんがいらっしゃるのに、いや 失礼」
「あの… それでお金のことですが…もう少し…待っていただくわけには…」
「あぁ…金ね。 確か期限はもう過ぎてるんですよね。 うちとしてもそろそろ返していただかないと困るんですが…」
「そこをなんとか…家が売れたらいくらかでもお返ししますから…お願いです」
「家といってももうかなり抵当になってるんじゃないんですか? そんな家よりも、私はこっちの方がいいんですがね…」
「あっ 何をなさるんですか?」


必死に頭を下げる私の手を掴みいきなり八千草社長が抱き寄せたのです。 抗い機嫌を損ねてはと思う私は、強く押しのけることも出来ず、腕の中で顔を背け震えておりました。

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闇色 1
2007-04-26 Thu 06:22

「んっ  んんっ…ここは…?」
「あうっ 痛っ 」

聞きなれない声に、ぼんやりと瞳を開いた私は見知らぬ天井に驚き身を起こそうとしました。 ほんの少し身動きしただけで、躯の節々が痛み、その痛みがわたくしの境遇を思い出させたのです。 躯が痛まないようにそろそろと身を起こしたわたくしは、夜通し男たちに弄られ、注がれた精を全身に貼り付け股間から白蜜を滴らせてつかの間の眠りをむさぼっていたのでしょう。 野卑な男たちの声に目覚めさせられたわたくしのぼんやりと開いた瞳は泣きつかれて赤くなり、陵辱に疲れた顔は青ざめ、目の下には深い翳りがさしているのでしょう。
目の前の男物の靴に思わず後ずさったわたくしは、背に感じる冷たい感触に辺りを見回せば周りは鉄格子に囲まれています。 怯えるわたくしに男は昨日の辱めを思いださえるような言葉をかけるのです。


「ふふ、気がついたかね?奥さん。夕べは凄かったね。奥さんがあんなに淫らな姿を見せてくれるなんて、感激したよ」

「さて、社長がお待ちかねだよ」
「お願いです…もう帰してください…」

「ああ、社長がね。奥さんが条件を飲んでくれたら、すぐにここから出してやるって約束するそうだよ。」


私の必死の願いに、男は、思いも寄らない提案をするのです。


「ふふ、それはね…社長のものを口で大きくして、一滴残らず飲み込むことだ。」
「そんな事出来ません…そんなはしたない事…」

夫にすら許したことのない行為を強要され、大きく首を振るわたくし。
どれ程の哀願も男の心を動かすことは出来ずに、力なくうなだれるわたくしは、このままここで過ごすよりはと、やっと小さくうなずくのです。


「わかりました…やります…」
「やっとわかってくれたか。 うまくやれたら家に帰したやるからな」
「ふふ、だが、奥さんはまだ経験が少ないようだね。これでレッスンをうけてもらうよ」
「ひっ…そんな…」

経験不足を昨夜のうちに確かめた男は、まずは練習をと、グロテスクな男性を模した物を次々とわたくしのお口に押し込むのです。 始めて見る大人の玩具に 恥ずかしげに伏せた睫毛を震わせて、おずおずと舌を差し出すわたくしを 面白そうに見下ろして、舌の動きや頭の動かし方などを下卑た言葉で指示したり、髪を掴んで引き抜いたり、いきなり喉奥へと突きたて、えずくわたくしの涙を楽しむのです。

 

「ほら、もっと美味そうに舌を使うんだ」
「たくましいわ とか 気持ちいい?とか、声もかけて」

「いいかい、社長の前に出たらこういうんだぜ。 『社長・・夕べは素敵でしたわ・・今夜はわたくしがお口でご奉仕したいの。 ご満足なさったらわたくしのお口の中にたっぷりとお出しください。 全部飲み干しますわ。 その代わり、ちゃんとご奉仕が出来たら、ここから家に帰してくださいますわね』 とね」

 




そんな淫らな指導をお口に受けているというのに、何本の手がわたくしの躯を這い回るのです。


 

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