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2007-02-21 Wed 06:00
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また始まる陵辱の時間、それも手の自由を奪われてなど、何もかも投げ捨て抗わなければならないのに、私はこの貴重な茶碗を落ちないようにしっかりと握り締めていることしかできませんでした。 それでも初めて肌を擦る縄に指先は震えておりました。。 そんな私を確認して手早く手首に縄を回し、必要以上に締め付けないように結び目を作って、残りの縄を御自分の手に纏めながら優しい声で尋ねられたのです。 『きつくないか?』 『な…ぜ… こんな こと…?…』 『貴女には紅い縄が似合う…そう言われた事は無いのかい?』 『そんな恥ずかしい事あるわけ…』 『よほど枯れた男の側にばかりいるのかな。 その白い肌に紅い下着を見た時、縄をきつくかけたいと思ったんだ。 んっ 大丈夫そうだな、痺れたり感覚が無くなったらすぐに言うんだよ。』 何故、初めて逢った方に縛られてしまうのか訳の分からないわたくしに、思いがけない答えが返ってきます。 普段の私はそれほど女らしいわけではなく、まして縄をかけられるなど想像もつきません。 様々な思考が頭の中を駆け回る私の縄の具合を確認し、納得したように、余った縄を手に巻き取っていきます。 信じられないように赤い縄に彩られた手首を見つめ、これから何が起こるのかと怯える私の手から茶碗を取り上げ無造作に床の間へと置いて、私を立ち上がらせ、部屋の中央へと引き立てるのでした。 罪人のように手首に縄をかけられなすがままの私を満足そうに見下ろし、ばさりと手にした縄を黒光りする梁へと投げ上げ、私の腕を上げさせ、わずかにかかとが上がるくらいまで引き絞られたのです。 少しでも気が緩めば両手首に全体重がかかってしまう、そんな爪先立ちの不安定な姿の私を確認しながら、余った縄を器用に纏めて止めていきます。 『痛っ… っああ 何を…?』 『お仕置きをすると言っただろう』 『あっ いやぁ 解いて…』 『聞き分けが悪いとまたお仕置きが増えるだけなのに…そんなにお仕置きが好きなのかい』 『んっ んんっぅ…』 逃れられない私のうなじに手を差し込み、口付け舌をねじ込み上着とブラウスのボタンをはずしていくのです。 両手を吊り上げられ、足元のふらつく私は逃げることも出来ず、口中を蹂躙していく舌を受け入れることしか出来ませんでした。 唐突に 彼が私を放されたのです。 いきなり離れる人肌に、私は不満の甘い声を上げてしまいましたが、少し離れたところから熱い目で見つめる彼を見つめる勇気は無く、うなだれていました。 『やはり上着を脱がせるべきだったな。 だが これで十分綺麗だ…』 『やっ…見ないで』 『ちゃんと顔を上げて 僕を見るんだ』 『お願い…だ め…』 |
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