『あっ…っあああ…』
『逝ったね。 ほら、しっかり立つんだ。」
大きく躯を突っ張らせ逝き果てた私は、そのまま力が抜けた崩れ落ちそうになりました。 きしっ、縄をきしませ躯の重みを両手首に一気かけた私を抱きとめ、支えながら手早く括りつけた縄を解いて私を畳へと横たえてくださいました。 大きく肩を上下させる私を横抱きにして手首にかけられた縄をはずし心配そうにマッサージしてくださいました。
『大丈夫かい? どこか痺れたりしていないか?』
『あっ はい…』
『どれ、動かしてごらん。 んっ 大丈夫そうだね。』
『ありがとう…ございます。 あっ やぁぁ…』
まだ冷たい指先は震えうまく動かすことは出来ませんが、紅い縄目を残した私の手首を大きな手が上下しているうちに温もりが戻り始めました。 心配そうな視線は感じていましたが、私は縛められ吊られてしまったと言うのに指で逝ってしまったことが恥ずかしく顔を上げることが出来ませんでした。 俯いたままされるがままの私の指先に感覚を戻ったのを確認して、その手を御自分の昂ぶりに導いたのです。 手に当たる硬い感触に引こうとする私の手を強く押し付け、熱くなった耳朶に欲望を滲ませた声が響きました。
『ほら、貴女を見てこんなになってしまった。』
『いや … 放して…くだ… さ い…』
『どうすれば良いか分かっているだろう?』
『そんな……できない…』
『そんなに、これを入れて欲しいのか?』
『そんな…』
私も子供ではありません、彼が何を望んでいるかは分かりますが、そんなことできるはずもありません。 けれども、拒めばこの大きなものを受け入れさせられ、今度こそ本当の快感に押し流されてしまうでしょう。 そんな事私に耐えられるはずがありません。 結局小さく頷いて彼のズボンに手をかけたのです。